鍼治療の「鍼」は「針」ではないの?

人とのコミュニケーションを取るために、言語は大切な役目を担っています。
また、それを書くとき、日本語の難しさに気付くことが多いですよね。
「ひらがな」「カタカナ」「漢字」があるだけでなく、漢字には「音読み」と「訓読み」とがあるからです。
同じ響きの言葉を漢字にするとき、使い分けに悩むことも少なくありません。
たとえば「ほしょう」の漢字は、「保証」「保障」「補償」が代表的ですが、使い分けは難しいですよね。
鍼治療を語るとき、避けて通れないのが「はり」の漢字です。
こちらは「鍼」を使いますが、「針」のイメージも少なからず存在するからです。
むしろ、「針」のほうが馴染みやすいのではないでしょうか。
もちろん、どちらの漢字も同じ意味を持っています。
しかし、治療で使う場合、現在の日本では「鍼」で統一されている関係上、「鍼灸院」の表記にもなります。
一方、「針」の漢字は、縫い物で使う「縫い針」が代表的です。
「鍼」と「針」それぞれの漢字に興味のある人は、調べてみるとよいでしょう。
なお、中国では「針」の漢字が使われます。
ただし、日本国内で「針灸院」の表記を使っているところも少なくないようです。